桧の突板を使ったドア(製作中)
ドアを作ってます。今日は建具屋独特の言い回し「王手を貼る」という工程です。
「王手」とは建具の框(建具を構成する四周の部材の内、両側の縦の部材)で、柱などに当たる面のことです。
まず建具の框部分に木工用ボンドを塗ります。道具は専用のローラーを使います。
貼り付けにはこの「王手貼り機」を使います。
まず、王手となる木を写真の場所で熱します。ボンドの乾きを早くするためですね。
木が十分温まったら、框部分に乗せ、余分なボンドを拭き取って、
ひっくり返して、框部分と木が引っ付くようにプレスします。
反対側も同じようにプレス。
いっちょあがり!
割と単調な作業になるので、いかに早く正確に貼ってしまうか!に全力を注いでいます笑。
既製品のドアは王手の部分に木目調のテープを使う場合が多いんですが、
木の王手だと、見た目の良さと後で削って調整できるという利点があるので、ウチは木の王手をよく使います。
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